ようやく少しだけ雨の日が続いた。これが今年の梅雨(つゆ)だろうか。
田圃の畦(あぜ)の紫陽花は、やっと咲く頃が来たのかと少し花を開きかけた。咲き始めがとてもきれいだ。雨の滴に濡れて風情もある。雨蛙もこの時を待っていたようだ。
かしもむら なかしまのりお
朝早く明けるので早く起きる。
今朝は天気が良いのでプレカット工場へ歩いてゆく。
両手を大きく振って、大股で威張って歩く。三十分足らずで着く。3700歩、2.5㎞。打合せを手早く済ませて又歩いて帰る。
帰りはゆっくりとキョロキョロと木や草や花を見乍ら歩く。
植物に興味を持つようになって、たくさんの名前を憶えた。どんな植物にも必ず花が咲くことにも気付いた。そして実が生り秋には地に落ちて何時の日にか芽を出して育ってゆく事も。
とても可憐な花をつける笹百合は球根と種とで生き抜いてきたことも。
笹百合は笹の中でそっと育ち、小さな、とても良い姿の花を咲かせ、色白あり、淡ピンクあり、濃いピンクあり、香りがとても優しくて食べてしまいたい程愛おしい。
鹿や猪も私と同じなのか花や球根を食べてしまうので、近頃めっきり減ってしまって心配している。昔は鹿も猪も加子母には居なかったのに。何とかせねばならないと思う。
かしもむら なかしまのりお
昨夜は尾城山荘に泊ったので、朝一番に小学校の上の笹百合と面会。小さな桧が大きくなって来て枝の下で双子ちゃんが顔を出している。陽影のせいかとっても色白だ。すぐ隣は蕾が大分膨らみ始めていた。お昼過ぎにもう一度見に行ったら三分咲きでとてもきれいだ。
そのすぐ隣は法面保護のための布団籠(ふとんかご)とネット張りのため鹿も猪もハイヒールが引っ掛かるので入らない。だから悠々と咲いている。
全部で50ヶ程だが一つひとつが少しずつ色も形も違っていて面白い。双子も三ツ子もあってとても賑やかだ。ここだけは来年もっと増えるだろう。
午後に和歌ちゃんを誘って、もう一度見にゆくと蕾は三分咲きになっていてとてもきれいだ。それから二渡の祐さんちの土手に寄るとこれはすごい。100ヶ以上もある。もう花が萎んだものもあるが今が盛りのものもある。特にきれいなのを最後に撮った。
ここは猪にやられたとの事。来年は何とかせねばと思う。
かしもむら なかしまのりお