12月20日 ブラジル日本館修復工事

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展示棟小屋裏にて補強前の打合せ中。
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表彰式後のパーティーにて。 文協会長呉屋春美様、在サンパウロ日本国総領事中前隆博様をはじめ文協幹部、工事関係者と記念撮影。
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サレゾポリス市繁野さんの大農園のど真ん中で 日下部ファミリーと記念撮影。

 11月23日(月)に加子母を出てブラジルサンパウロ市のイヴィラプエラ公園の日本館修復工事に来ている。61年前に建てられた茶室と能舞台の複合和風建築と芸術品の展示棟の大きな建物だ。
 27年前から今度で4回目の仕事となる。松下智廣を棟梁に袈裟丸幸雄、田口保則、原正成、早川大貴、宗定直哉の宮大工チームで4週間仕事して、1週間アマゾン探検の行程だ。
全員元気にきっちりと仕事して4日短縮しサンパウロ近郊の農村や市内探検をしている。
 私もゆっくりじっくり現場に密着して仕事を見るのは久しぶりなので新しい発見ばかりだ。「近頃の若い者は・・・・」と言うが「良くやる」と大発見した。とても嬉しい事だ。
 商売を始めて53年間、ずっと考えてやってきた成果だと感じている。益々厳しくなる建設業で、これならいける、この連中とならやり抜きたいと思っている。

 日本ブラジル文化福祉協会(文協)という日系人社会の団体がある。創立60周年記念式典が12月17日(木)にあり特別表彰を受けた。日系人社会の大切な「日本館」の修復を無償でやってきたからだとの事。
 全員招待され法被姿で出席し、パーティで550人の出席者に紹介された。日本の中島工務店がブラジル国日系人社会に認められたと思う。
 今回のこの旅で若い宮大工が日本の匠の技を世界に広める気概と野心を持ってくれたらと期待している。

かしもむら なかしまのりお