12月19日(月) 岐阜公園三重塔

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今日は日本晴。金華山も岐阜城もとてもきれい!
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三重塔修復工事も良く見える。
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いよいよ仮設建物の解体が始まった。
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初重の鬼瓦と二重の小屋組み。
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角のあるのは初重。
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初重の瓦と二重の建屋。
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角の無いのは二重。
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三重の建屋。
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とてもしっかりときれいに上がりました。
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三重の屋根と相輪。
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相輪。
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相輪。
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相輪から工事現場と信長の館の発掘現場と岐阜市街を見る。

いよいよ仮設建物の解体が始まった。
大型クレーンが入って40mの物を順番に外して吊り下げる。下から見上げると真青な空の中に黄色のクレーンの手が延びて一ヶづつ、ゆっくりと部材が吊り下げられてくる。ああ、やっとお仕舞いになるのだなぁと感無量だ。
一昨年の暮れから段取りを始め、昨年の春から仮設を始め、昨年、今年と丸二年かけて解体、搬出、修理、搬入、組立てをした。その間大きな台風を一番心配した。大きな仮設の建物だからだ。古い建物だから傷みも酷く気の遠くなるほどの手間がかかった。宮大工さんは小川啓二棟梁の元へ全国から馳せ参じてくれた。塗装屋さんは古い塗料を落として塗り直し、瓦屋さんは古い瓦を大切に扱い乍ら葺き上げた。建具屋さん、板金屋さんも古い物を大切に補修した。鉄の補強も良くやった。鳶職人も率なく熟した。役所の方々も設計事務所の方々も本当に根気にやって下さった。栗原一幸所長は計画から片付けまで冷静に気長に良くやった。
これだけの手間の掛かる仕事は他にはそんなに無いと思う。こうして立派に出来上がった姿をお正月には見てもらえると思うと体の芯から嬉しさが込み上げて来る。

かしもむら なかしまのりお