






ずっと暑いくらいの日が続いていたが、この数日急に寒くなってきた。今日は天気も良いし、夕方になってしまったが、もしかしてと木曽越林道を登った。道路端の杉の古株に白い茸が生えている。杉平茸(すぎひらたけ)(笹篦(ささべら))だ。藪の中へ入って行くと、あちこちに生えている。丁度どんぴしゃの採り頃の大きさと色。小さな袋に分けて入れる。小さな腐った古株に盛り付いて生えているもの、大きな古株にたくさん生えているもの・・・大きく広くて採りやすいものだけ一株ずつ丁寧に採ってゆく。夢中になって採る。カメラとスマホで形の良いものを撮った。一時間くらい採っただろうか。
暗くなってきたので車で林道を登る。夕陽が西の空を真っ赤に染めて沈んでゆく。急いで撮り易い所へ走りカメラを構えた。あっという間に沈んでしまうので、じっと待っていると、きれいな写真が撮れた。 それから頂上まで急いで登った。どうにか紅葉も撮れたが、台風で葉が落ちてしまったり、残った葉もくちゃくちゃにされてきれいな色にならないので、毎年のような良い写真は撮れなかった。残念!!
暗くなった山道を下り、皆んなの家に茸を配って家に帰った。笹篦に今年も会えたので気持ちがすっきりして良かった。
かしもむら なかしまのりお