47年前の今日も暑い日だった。明後日からお盆になるので、仕事仕舞いやら盆暮勘定で忙しかった。
朝、親父は弟をひどく叱っていた。夕方、出先に連絡が入り「親父の様子が変なのですぐに帰れ」と言う。飛んで帰ったがもう息が切れていた。あれから47年過ぎた。
23歳の私も70歳になった。親父より21年も余分に生きた。土方稼業に大工稼業も加わり、関東から関西まで多くの仕事をさせて貰っている。戦後60年、どん底から必死に這い上り、神武景気、バブル景気を経て、今や円高と企業の海外流出、少子高齢化の厳しい状況の中で「やわ」になった日本人がどうやってこの局面を乗り越えてゆくのか。木材と農産物では食ってゆけない時代をどうしてこの田舎が生きのびてゆくのか。
もう少し頑張ってやらねばと思っている。
かしもむら なかしまのりお