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2014年10月のアーカイブ
10月29日(水)木曽越林道の紅葉
- 2014年10月29日 5:07 PM
- 自然観察
昨日から北の高気圧が張り出して来て、昨晩は星空が今年一番きれいでした。今朝は真青な空がどこまでも深く、仕事を手早く片付けて木曽越林道を登りました。桧林を抜けると白文字が明るい黄色を輝かせています。楓、白膠木(ヌルデ)、ウルシ、ドウダンツツジ、丸葉・・・が赤色を競い合っています。山並みがずっと遠くまで続いて墨絵のようです。
標高1,000Mを過ぎると岳樺(ダケカンバ)と楓が一段と鮮やかに青空のキャンバスに映えます。
木曽越峠に着くと御岳が白い煙を上げています。まだ雪は冠っていません。9月27日の噴火の事故が嘘の様に。
少し歩いて木曽谷の大崖の天辺より崖を見下ろすと期待通りの紅葉がずっと在所まで伸びています。何と素敵な景色でしょうか。下から吹き上げて来る風に当り乍ら暫く見とれてしまいました。右を見ても、左を見てもずっと先の方まで紅葉が続いて、桧と杉の緑とのきれいなグラデーションが素敵でした。
とても満足して山を下りました。
かしもむら なかしまのりお
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10月7日(火)木曽越峠を登った。
- 2014年10月7日 8:15 AM
- 自然観察
今日は朝から快晴。雲一つない。早朝5時頃から自衛隊の双発ヘリが次からつぎへと飛ぶ。御岳の遭難者の救出活動をやっているのだ。忙しい仕事を片づけて午後3時頃ようやく木曽越峠へ登った。
真青な空の下、澄み切った空気の中に白い噴煙を上げる御岳が悲しくも淋しくもゆったりと座っている。じっと一人で眺める。悲しくて涙が頬を伝う。
こんな優しい山がこの山を大好きな人を大勢飲み込んでしまったのだ。どうして。何故。暫く立ち尽くす。何とも遣る瀬無い。それから山を下った。
満開の山母子・野菊・虎杖は亡くなった人へのお供えのような気がした。
かしもむら なかしまのりお
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