お客様を案内して神宮美林に入った。
昨日までの雨が嘘の様に今日は快晴。
大喜びで、空気が澄んで、水量も多く絶好の神宮美林との面会日だ。
何時入っても優しく、大らかに、ゆったりと迎えてくれるのはこの山の木たちのもつ何百年という長い時を生き抜いた力だろうか。
知恵だろうか。
冬は寒く、雪も多く、急峻な山肌には雪崩もあるだろう。台風の強い風や、大雨もあるだろう、大きな雷もあるだろう。獣が皮をむくこともあるだろう。
いろいろあってもじっと耐え抜いて生きて来た。
私達の頭では考えられない偉大な事だ。
最後に千年檜に出会って頭を下げた。
かしもむら なかしまのりお