その昔、子供の頃秋になると村のあちこちから笛と太鼓と獅子の練習する囃子の音(ね)が聞こえてきて、お宮のお祭りが各区の水無神社であった。試楽祭には店が出て、その頃には珍しいぶどうや梨を買って貰って食べた事を憶えている。
秋分の日には小学校で青年団の運動会があり、隣のお宮では加子母総社のお祭りがあって村民総出で楽しんだものだった。
お祭りの上・下の軕(やま)が古くなってきたので作り替えたいとの話もあり、今回思い切って寄進を申し出た。軕倉も一処にとの話になり建物は総代会で新築した。
とにかくがむしゃらに事を進めて今日の本番となった。
心配した天気も上々の秋晴れになりとても良いお祭りになって本当に良かった。
総代会の皆さんのご尽力に心より感謝したい。
かしもむら なかしま のりお