季節はずれの台風が通過して昨夜はすごくきれいな星空だった。山荘に泊りに行って車を降りて眠いのをこらえて30分程も立ったまま空を見ていた。この星達はどうなっているのだろう。不思議でならない。
今朝は5時に起きて鳥の声を聞き、家に帰る途中、小和知西で笹百合を見つけて写真を撮った。生い茂った笹の大群の中にぽつりぽつりとあちこちに咲き始めた。双子の姉が咲いて妹はまだ蕾。とてもきれいで可愛い。とても上品な高貴な香りが辺りに漂う。しばし我を忘れる。すぐ隣に薄い黄色の山苧環(やまおだまき)がたくさん咲いている。ずっと近寄って見ると、これもすごく上品な薄い黄色の花が開いている。しばし見とれる。
お客様があって深山林道を案内すると「うりんこ」が林道に溜った水に顔を付けている。みみずを探しているのか、はた又、水を飲んでいるのか。とてもほほえましい。
小雨の初夏の興味深い朝だった。
かしもむら なかしまのりお