野良猫生れのちび太。生まれた時から人を警戒して近づきませんでした。朝晩の餌を貰うときだけは来ますが、他は自由自在に何処かへ行ってしまいます。他の数匹も全く同じ。
ところが一年程前から少しずつ懐いてきて、最近では食堂の掃き出しの外から背伸びしてサッシに爪を立てて入れてくれとせがみます。少しだけ開けてやると、するっと入ってきてこの有様です。美味しい餌を少しだけ外へあげるとすぐ出てゆきます。
食べ終ると又入れてくれといつまでもいつまでも待っています。
ちび太君と我慢競べの毎日です。
かしもむら なかしまのりお