8月27日(金)木曽越峠に泊った。

真暗な中に福崎公園の灯だけが見える。
空が明るくなってきて、
西南の山並みの向うは名古屋だ。
朝陽が西の山肌を照らして、
ずっと向うに伊吹山が見える。
山肌の緑がきれい!!

 毎年真夏の一番暑い日に木曽越峠へ登り車で一晩ゆっくり寝るのが楽しみだが、今年は長雨でそれ処ではなかった。

 8月も終りになってようやく長雨も終り今日は朝からの日本晴れ。東京のお寺のお客様を案内して充実した一日だった。

 夕食をすませてから思い切ってパジェロで山へ登った。去年、今年とコロナで山へ登る人も無いので道は荒れて酷い事になっていた。

 真暗な中をやっとの事で頂上へ登るとずっと西の方に胸の空くような明りが左右に広がる。名古屋の光だ。

 足元には福崎公園の光も見える。

 1時間余り走ってようやく木曽越峠の頂上へ着いた。車を降りて木曽谷の大崖の天辺へスマホの明りを頼りに歩く。

 滑って転んで危ないあぶない!!

 全く暗くて何も見えず、全く物音のしない山の中でそよ風に吹かれた。蚊に食われたので車に入りシートを倒して眠った。疲れていたのですぐ眠り、途中3~4回おしっこに起きた。朝方2時頃には上弦の月が出て明るくなっていた。

 十分寝たので起きて朝の山を堪能した。少しずつ明るくなってきて西の方の青空と雲と山陵が交叉する辺がとてもきれいに焼けてきた。

 暫く見とれてからお腹も空いたので山を下りた。

 一人っきりで山の中でゆっくり寝られてとても幸せだった。

かしもむら なかしま のりお

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