今年の夏は雨の日ばかり。ふと気付けばもう秋。福崎の山栗が一つ又一つと音も無く落ちる。無心になって拾う。あっと言う間に両方のポケットが一杯になる。
リスが食べた殻がいくつもある。猪が食べた足跡もある。動物達は夜の中に食べるのかなぁ。
薄の穂がそよ風に揺れてとてもきれいだ。朝日に輝いて子供の頃の情景を思い出させてくれる。
家の隣の田圃ではつい昨日田植していたのにもう稲刈だ。去年まで輝幸君ちのおばあちゃん、奥さんとおじさん、弟さんが手伝いに来て稲架掛けして、乾くと稲扱(いねこき)していたのに、今年はハーベスタだ。見る間に籾(もみ)になってしまった。
かしもむら なかしまのりお